舞台表現ワークショップ2004
オープニング
まねし小僧
まねし小僧は人真似ばかりしていて世をわたっています。
何かに付けても人真似ばかり。
そのために多くの人が泣かされたり、迷惑をうけたり。
ある日、親孝行の太朗くんまで泣かされしまいましす。
何とか仕返しをしようと友達仲間が集まって作戦を立てています。
そして、まねし小僧は逆にみんなに真似をされ、泣いてしまいました。
アンケートでは、中学生達の演技力を讃える声が多数寄せられました。
まねし小僧 | 山崎孝典 |
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子ども | 柳田美香子、小川香澄、野手彩夏 |
太郎 | 細谷拓未 |
犬と笛
髪長彦は笛の上手なきこり。
仕事の合間に笛を吹いては山の動物たちもうっとり・・・。
笛の音色に感心した山の神様たちがお礼に、嗅げ、飛べ、噛めと名の付いた3匹の犬を下さった。
そんなある日、髪長彦は大和の国の大臣の2人娘が魔物(食蜃人、土蜘蛛)にさらわれた事を知り、3匹の犬を連れてお姫様たちの救出に向かいます。
犬たちの特異な能力でことごとく魔物を退治し、みごとお姫様たちの救出に成功。
意地悪なお侍の策略にも、風の精の力を借り乗りきりました。
最後は大臣からお褒めの言葉を頂き、お姫様と幸せに暮らしました。
髪長彦 | 井坂純子 |
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足一つの神、 手一つの神、 目一つの神 |
橋本幸治 |
土蜘蛛 | 池田友美 |
嗅げ | 住川翔平 |
飛べ | 細谷聡希 |
噛め | 加藤聡 |
姫 | 永井千穂、永井万穂 |
駒姫 | 小田部未菜 |
笠姫 | 山崎莉奈 |
大臣 | 市毛一永 |
侍 | 平野良 |
鳥 | 井坂諭、平本祐子、山崎亜香里 |
語り | 山本一恵 |
神様登場、3人いたけど本当は・・・?
かしわばやしの夜
清作は日暮近くまで野良仕事をしています。
するとどこからか歌声が聞こえます。
歌声を頼りに歩いて行くと柏林の前で、不思議な画かきに出会いした。
画かきは、柏の木の大王様に呼ばれているから君も来ないかと清作を誘います。
そこで、柏林の中で待っていたものは、柏の木たちの大乱舞会。
これにふくろうたちも加わって、それまで以上に盛り上がりをみせる。
夜の柏林は風に吹かれてびゅうびゅうびゅうと吹き荒れる。
だんだんと霧が落ちてきて、木やふくろうたちはゆっくりと去って行く。
皆がいなくなった後そこに残されたものは、あかいしゃっぽ。
夢と現実のはざまで余韻に浸る清作・・・。
幻想的な宮沢賢治の世界を表現できた作品となりました。
清作 | 野手彩夏 |
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画かき | 加藤慧 |
柏の木の大王 | 柴山真理子 |
柏の木 | 柳田美香子、本田明日美、島田麻以、 宮田和子、古俣和雄、筑内雅明、 小川香澄、飯田貴子、野手利江、 本田香菜美 |
ふくろう大将 | 池田友美 |
ふくろう副官 | 橋本幸治 |
ふくろうたち | 藤本隆幸、山崎亜香里、山崎莉奈、 平本祐子、井坂諭、加藤聡、 小田部未菜、小村優香、細谷聡希 |
語り | 李畢生 |
セロ弾きのゴーシュ
ゴーシュは町の活動写真館でセロ(チェロ)を弾く係でした。
けれども、仲間の楽士の中では一番下手なのでいつでも楽長にいじめられています。
そんなゴーシュが毎夜に訪ねてくる動物たち(三毛猫、かっこう、子狸、野ねずみ親子)との交流でめきめきと上手になっていき音楽会は見事大成功に終わりました。
そしてラストシーンの静寂と余韻・・・。
4作品をしめくくるにふさわしい作品となりました。
ゴーシュ | 筑内雅明 |
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指揮者 | 市毛一永 |
司会者 | 藤本隆幸 |
三毛猫 | 柳田美香子 |
カッコウ | 井坂純子 |
子狸 | 細谷拓未 |
親ネズミ | 島田由子 |
子ネズミ | 小村優香 |
楽士たち | 古俣和雄、島田麻以、野手利江、 宮田和子、本田明日美、本田香菜美、 永井千穂、永井万穂、飯田貴子、 加藤慧 |
語り | 柴山真理子、山本一恵 |
ピアノ | 吉田早苗 |
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チェロ | 佐藤千鶴子 |